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新会長にリンナイ社長の内藤弘康氏/リ推協

「豊かな住生活づくりの推進役を果たせるよう、全力を尽くしたい」と抱負を述べた新会長の内藤氏
石坂住宅局長は「貴協議会をはじめ住宅リフォーム団体との協力体制を強化し、良質な既存住宅ストックの形成につなげていく」と話した

 (一社)住宅リフォーム推進協議会は14日、ホテルメトロポリタンエドモント(東京都千代田区)で第17回定時総会を開催。新会長に内藤弘康氏(リンナイ(株)代表取締役社長)が就任した。

 総会後の懇親会で挨拶した内藤会長は、「今年度も、全国で行なう講習やセミナー、イベント等を通じてリフォーム関連税制や支援策の周知を図るとともに、消費者が安心してリフォームを任せられる事業者選びの基準の一つとなる『住宅リフォーム事業者団体登録制度』の周知に努めていく」と抱負を述べ、「国土交通省、経済産業省の後援による『リフォームで生活向上プロジェクト』の活動を官民一体で推進し、豊かな住生活づくりの推進役を果たせるよう、全力を尽くす」と語った。

 24年度は、(1)住宅リフォームの実態を把握するための調査研究事業、(2)地域における住宅リフォーム推進体制の整備事業、(3)「長寿命化リフォーム」を含む住宅リフォームの知見・技術に関する普及事業、(4)住宅リフォーム技術等に関する調査研究、(5)国のリフォーム関連制度に関する支援、などに取り組んでいく。
 なお、4月1日時点での正会員は66団体。

 来賓代表として挨拶した国土交通省住宅局長の石坂 聡氏は、「2050年カーボンニュートラルの実現に向け、既存住宅ストックの質をより高めていく省エネ制度の充実は不可欠だと考えている。2年後には、住生活基本計画の見直しも行なう予定。貴協議会をはじめ住宅リフォーム団体との協力体制を強化し、良質な既存住宅ストックの形成につながる施策にしっかり取り組んでいく」と話した。


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