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甲府の県職員宿舎を移住促進向けの賃貸住宅に再生

「(仮称)音羽リノベーションプロジェクト」計画地鳥瞰イラスト

 リノベる(株)と、同社のエリアパートナーで山梨県で住宅関連サービスを展開する(株)七保(山梨県甲府市、代表取締役社長:天野睦夫氏)は19日、リノベーション賃貸住宅「(仮称)音羽リノベーションプロジェクト」(山梨県甲府市)の着工を発表した。

 山梨県の旧音羽職員宿舎をリノベーションして利活用するプロジェクト。県が実施した「音羽職員宿舎(土地・建物)売却に係る公募型プロポーザル」で、両社が共同で子育て支援の充実と移住推進に役立つ賃貸住宅等へリノベーションする企画を提案。七保が売却事業者として選定された。

 JR中央本線「甲府」駅から約2.8km、中央自動車道「双葉スマート」ICから約3.7kmに立地。土地面積は4,912.66平方メートル。鉄筋コンクリート造地上3階建てが1棟(9戸、延床面積664.16平方メートル)と鉄筋コンクリート造地上4階建てが3棟(12戸、総延床面積2,656.62平方メートル)、それぞれに付随する倉庫棟が4棟、さらに集会所で構成する。

 七保が事業主となり、リノベるが企画・設計を行なう。共同で施工し、竣工後は、七保が賃貸事業を手掛けていく。子育て世代や県外からの移住者に向けたコミュニティ拠点を整備する。

 竣工は2024年12月、入居開始は1月の予定。24年秋には、竣工に先駆けてモデルルームを公開する予定。


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