不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

都市計画GISデータ、統一フォーマットで公開/国交省

 国土交通省は5日、まちづくりのDX推進の一環として、各地方自治体で決定された都市計画のGISデータを、統一されたフォーマットでダウンロードできるサイトの運用を開始したと発表した。

 都市計画は自治体が決定し、自治体ごとにさまざまな方法で公開していたが、今回、各自治体で所有しているGISデータを同省が収集。統一したフォーマット(シェープファイル形式/CityGML形式)で一元的に公開することで、都市計画の内容を市民に幅広く伝えるほか、データ分析を容易にし、行政やまちづくり分野のみならず幅広い分野で活用できるようにした。

 公開しているデータは、都市計画区域、区域区分、用途地域、立地適正化計画など25種。同省の「都市計画決定に関するGISデータの全国データダウンロードページ」から誰でも無償でダウンロードでき、GISソフトで利用が可能。また同ページでは、シェープファイル形式の「データ定義書」とCityGML形式の「CityGML仕様書」をPDFで公開している。

 同省では今後、「国土数値情報」と「不動産情報ライブラリ」においても今回のデータを反映させていく予定。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら