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首都圏の新築戸建て平均価格は2ヵ月連続上昇

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社ネットワークにおける2024年6月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。同社の不動産情報サイトで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京23区、東京都下、神奈川県横浜市・川崎市、神奈川県他、埼玉県さいたま市、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他の首都圏8エリアで集計した。

 新築戸建ての平均価格は4,553万円(前月比0.1%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区6,893万円(同0.9%上昇)、東京都下4,765万円(同変動なし)、横浜市・川崎市5,236万円(同変動なし)、神奈川県他4,058万円(同0.4%下落)、さいたま市4,333万円(同0.5%下落)、埼玉県他3,653万円(同0.2%下落)、千葉県西部4,206万円(同0.9%上昇)、千葉県他3,188万円(同0.2%下落)となった。 

 エリア別では、東京都下が横ばいとなった他、横浜市・川崎市は2ヵ月連続で横ばいとなっており、全体的に小幅な動きとなっている。また、最も長く前年同月割れが続いていた東京23区は、10ヵ月ぶりに前年同月を上回った。

 中古(既存)マンションの平均価格は3,894万円(同0.6%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。エリア別では、東京23区5,330万円(同1.4%上昇)、東京都下3,198万円(同0.9%下落)、横浜市・川崎市3,411万円(同0.6%上昇)、神奈川県他2,642万円(同0.5%下落)、さいたま市3,293万円(同0.7%上昇)、埼玉県他2,470万円(同変動なし)、千葉県西部2,815万円(同0.7%上昇)、千葉県他2,063万円(同0.2%上昇)となった。

 東京23区、横浜市・川崎市の2エリアは17年1月以降最高額を更新。また、東京23区の最高額更新は11ヵ月連続となっている。


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