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三菱地所、豪州で物流施設開発

完成予想パース

 三菱地所(株)は1日、オーストラリアで大型物流施設開発を行なうと発表した。

 グローバルで物流施設開発を手掛けるESRグループ・リミテッドの現地法人と共に推進する。メルボルン南東部のPakenham地区内、約12.1haの敷地に、4棟構成、各棟約1万2,600~2万5,900平方メートル、有効面積約7万平方メートルのプライムグレードの物流施設を開発する。

 オーストラリアではEC市場の伸張や移民受け入れ等による人口増加が顕著で、2020年以降物流・配送の需要が大幅に増加している。しかし物流施設の供給は全国的に追いついておらず、不足した状態が続いていることから、オーストラリア国内で最大人口を有する都市圏であるメルボルン南東部に大型物流施設を開発・供給することとした。

 23年10月に着工済みの1棟目は、25年初頭に竣工・稼働の予定、残り3棟は25~26年にかけて段階的に竣工・稼働予定。
 なお、開発施設内の約1万2,600平方メートルを占める1棟目については、すでにテナントが内定している。

 オーストラリアでの物流施設開発事業は、同社を含め日系総合ディベロッパーでは初の試み。また、同社がESRグループと共同事業を実施するのも初。


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