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不動産流通事業が好調/東急不HD25年3月期1Q

 東急不動産ホールディングス(株)は6日、2025年3月期第1四半期決算(連結)を発表した。

 当期(24年4月1日~6月30日)の売上高は2,671億7,900万円(前年同期比5.6%増)、営業利益は316億3,600万円(同8.4%減)、経常利益は293億4,500万円(同10.0%減)、当期純利益は189億円(同25.3%減)となった。

 都市開発事業の「住宅分譲」では、分譲マンション280戸(同114戸増)を計上。「都市(賃貸オフィス)」は「Shibuya Sakura Stage」の新規寄与、「都市(賃貸商業施設)」は「東急プラザ原宿[ハラカド]」の新規寄与等により増収となった一方で、「都市その他」「住宅その他」におけるアセット売却の減少等により減収減益となり、都市開発事業全体の売上高は780億円(同10.6%減)、セグメント利益は146億円(同16.3%減)となった。

 不動産流通事業の「売買仲介」は、堅調な不動産流通市場を捉えた結果、取り扱い件数は7,419件(同627件増)、取扱高は4,806億円(同461億円増)と増加。また、「不動産販売」は開発案件の計上増加等により増収となり、売上高は889億円(同17.6%増)、セグメント利益は144億円(同27.2%増)と増収増益となった。

 通期では、売上高1兆1,300億円、営業利益1,300億円、経常利益1,175億円、当期純利益700億円を見込んでいる。


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