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西武HD、手荷物配送サービスの実証実験

 (株)西武ホールディングスは28日、(株)SPACERとの協業によるスマートロッカーを活用した手荷物配送サービス「pikuraku PORTER(ピクラクポーター)in 東京」の実証実験を9月2日から開始すると発表した。

 同サービスは、「池袋」駅・「西武新宿」駅・「豊島園」駅に設置されているスマートロッカーに受付時間内に荷物を預けると、指定した首都圏の宿泊先へ原則当日中に配送するもの。

 昨今、旅行需要はコロナ禍前を超える水準まで回復しつつあり、2024年には訪日外国人数が過去最高水準となる見通し。また、旅行費用の高止まりなどで日本人の国内近郊旅行の需要も高まっており、都市部や観光地の公共交通機関をスーツケースを持った国内外の観光客が利用するケースが増えてきている。そこで、スマートロッカー事業を活用し、手ぶらでの観光および移動を実現することで、公共交通機関の利便性の向上とオーバーツーリズムの解消につなげていく。

 手荷物受付時間は14時まで。19時までに宿泊先へ配送される。配送先は、新宿・銀座・舞浜エリアなど首都圏約500のホテル。サービス利用料は1,900~2,800円(10月31日まで1,700~2,400円)。実証実験は25年3月31日まで実施する。


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