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三菱地所、豪州で高級分譲住宅PJ第4弾

「パットニー・ワーフ・レジデンシーズ」の完成予想図〈写真提供:PERIFA〉

 三菱地所(株)は24日、オーストラリア・シドニーの住宅中心の複合開発「Putney Wharf Residences(パットニー・ワーフ・レジデンシーズ)」(豪サウスウェールズ州、総戸数67戸)へ参画したと発表した。同社のシドニーでの高級分譲住宅開発事業は4プロジェクト目となる。

 現地の住宅ディベロッパー・PERIFA CapitalおよびABADEEN Groupとの共同事業。計画地は、シドニー北西のウォーターフロント地区の敷地面積約1.6ha。歴史的建造物の倉庫を活用し、商業区画を併設したラグジュアリー住宅(地上3階建て、19戸)や、低層マンション(地上3階地下2階建て、30戸)、タウンハウス(地上3階地下2階建て、18戸)、ボートマリーナを整備する。延床面積は約1万2,000平方メートル。

 ラグジュアリー住宅には、計画地に18世紀から残っている歴史的建造物であるビール醸造所の柱と梁を意匠デザインに取り入れている。一部住戸にはボートマリーナの使用権も付与する計画。

 幹線道路に隣接し、フェリー駅の「Kissing Point」からは徒歩9分、同駅からシドニー中心部に約35分というアクセス性の良さが特徴。周辺エリアには病院や公園、学校といった都市機能に加え、小型店舗やヨットクラブなども豊富に存在する。

 2025年上旬に着工し、26年下旬に竣工を予定している。

18世紀のビール醸造所の柱と梁を生かしたラグジュアリー住宅の内装イメージ〈写真提供:PERIFA〉


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