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小学生向けに「推しの木」見つける授業

板橋区立緑小学校で行なわれた「推しの木」の授業の様子

 野村不動産(株)と国立大学法人埼玉大学は24日、板橋区立緑小学校(東京都板橋区)で、木に着目した授業プログラム「推しの木」を行なった。

 この取り組みは、同社が同大に「持続可能なまちづくりを企図した連携ができないか」と働きかけたことをきっかけに、2022年7月にスタートした。「推しの木」は、身近な存在である木について考えることで、小学生に「まちや地域への愛着」や「シビックプライド」を持ってもらうことを目指したもの。また、まちの環境に大きな影響を及ぼす存在である木にフォーカスすることで、環境への関心も深める。

 同日は、同小の3時限目に授業を実施。同大の学生2人がスライドを用い、始めに「推し」の定義を説明した後、自身らの「推しの木」(お気に入りの木)を紹介。その後児童らが、作成した「推しの木メモ」を基にそれぞれの「推しの木」を発表した。今後は、「推しの木」を撮影する、校内で「推しの木」を探すといった計3時間分の授業を行ない、最終的には発表会を開催する。

 授業終了後、取材に応じた同社事業創発本部エリアマネジメント部推進課主任の横川大悟氏は、「まちが成長し続けていくためにも、まちの将来を担う小学生に対し、まちをもっと好きになってもらえるようなアプローチをすることが大事。この事業を通して、ハードの建設だけでなく『ソフトなまちづくり』も進めていきたい」と話した。


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