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全日熊本、TSMC本社所在地の業界団体と友好の覚書

 (公社)全日本不動産協会熊本県本部(本部長:松永幸久氏)は、台湾の新竹県不動産仲介經紀商業同業公會(理事長:鄭 煒騰氏)と友好交流に関する合意覚書を締結した。

 全日は1994年以降、台湾の中華民国不動産仲介經紀商業同業公會全国聯合會との相互交流による両国の不動産業の発展を図ってきた。今回の合意覚書の締結は、熊本県菊陽町に工場を設置したTSMC(台湾積体電路製造)が本社を置く新竹県と、熊本県の業界団体が友好親善を図ることで、これまでの交流をさらに深めるのが目的。

 覚書の締結式は8月27日、新竹シェラトンホテル(台湾新竹県)で行なわれ、全日熊本からは松永氏ら6人、台湾側からは鄭氏のほか中華民国不動産仲介経紀商業同業公会全国聯合会理事長の王 瑞祺氏、名誉理事長の林 正雄氏らが出席。覚書には、土地・住宅税制・法律および経済情勢について相互の情報交換を行なうことや、その資料をお互いに提供し合うことなどが盛り込まれた。

 松永氏は、9月21日に行なわれた自身の旭日双光章受賞祝賀会で覚書の締結について報告。「新竹県の県知事にも立ち会っていただき、覚書を締結することができた。全日熊本としても、TSMCの進出に伴って台湾から熊本を訪れる方々に優良な物件をお届けすることで、熊本に来て良かった、日本に来て良かったと言っていただきたい。その波及効果は地域経済だけでなく、熊本県や日本全国に及ぶはず。しっかりとネットワークを大事にしていきたい」などと話した。


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