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営利は過去最高/アズ企画25年2月期2Q

 (株)アズ企画設計は10日、2025年2月期第2四半期決算(連結)と、今後の経営戦略に関する説明会をWebで開催した。24年2月期より連結財務諸表を作成しているため、前中間期の数値および対前年度増減率、当中間期の対前年度増減率は記載していない。

 当期(24年3月1日~8月31日)は、売上高39億6,300万円、営業利益1億3,000万円、経常利益1,400万円、当期純利益200万円となった。例年、同社の業績は下期に集中する傾向で、売上高進捗は通期計画比30%で推移。仕入れ・販売の両方を進め、販売用不動産残高が79億9,000万円と増大している。

 不動産販売事業では、区分マンション4件、レジデンス3棟、区分事務所2件、ビル1棟を売却。売上高35億1,830万円、セグメント利益1億7,587万円を計上した。
 不動産賃貸事業については、販売用不動産賃料収入の増加、民泊需要の上昇により、売上高は3億3,268万円、セグメント利益は4,369万円。

 同社代表取締役社長の松本俊人氏は、25年2月期を初年度とする新・中期経営計画について、「“1人当たり営業利益”を重視している。新・中期経営計画では、1人当たり営業利益1,800万円、営業利益10億8,000万円とし、将来的には1人当たり営業利益3,000万円、営業利益18億円を目指す」と言及。また、「今後は物件を選び、長期間保有による内部成長を充実させ利益を確保することで、全体の利益率を向上させる。併せて、保有期間を伸ばすことで、保有期間中の賃料収入増加による営業利益の積み上げも期待できるだろう」と話した。

 通期は、売上高130億円、営業利益8億1,000万円、経常利益5億7,000万円、当期純利益4億円を見込む。


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