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首都圏既存戸建て価格は4,000万台維持

 (株)東京カンテイは7日、2024年10月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。

 首都圏の平均価格は、4,017万円(前月比2.0%下落)と下落に転じたが、4,000万円を維持している。都県別では、東京都は6,227万円(同1.2%下落)と反転下落。神奈川県は4,369万円(同4.4%上昇)と3ヵ月連続で上昇した。千葉県2,864万円(同2.4%下落)と埼玉県2,881万円(同3.0%下落)は、いずれも下落に転じた。

 近畿圏の平均価格は、2,868万円(同3.0%下落)と反転下落。府県別では大阪府が2,992万円(同8.1%下落)と下落に転じ、16ヵ月ぶりに3,000万円を割り込んだ。京都府も3,557万円(同8.9%下落)と下落に転じ、2府県の大きな下落率が近畿圏全体の価格に影響した。兵庫県は3,047万円(同6.4%上昇)と連続上昇している。

 中部圏は2,663万円(同6.1%上昇)、愛知県も3,169万円(同4.9%上昇)と、いずれも反転上昇した。

 宮城県は2,827万円(同7.4%上昇)と3カ月連続で上昇。福岡県は2,692万円(同8.7%上昇)と大きく上昇に転じ、14年4月の集計開始以降で最高価格となった。


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