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FRP、不動産流通推進センターに提言

 (一社)不動産流通プロフェッショナル協会(FRP、代表理事:真鍋茂彦氏)は今般、(公財)不動産流通推進センターに対して提言を行なった。

 同協会は、同センターが認定する公認不動産コンサルティングマスターおよび宅建マイスター等で構成する団体で、勉強会や提言活動を通じて不動産流通業界に貢献することを目的に活動している。

 提言は(1)公認不動産コンサルティングマスターと空き家対策、(2)宅建マイスターを宅地建物取引士リーダーへ、などについて言及している。(1)は、国土交通省の「空き家対策推進プログラム」において公認不動産コンサルティングマスターの活用が明示されたことを受けた内容。センターとして地方自治体に対して推薦できる人材として不動産エバリュエーション専門士等を告知していくことが求められるとした。

 (2)においては、宅建マイスターに対して、同センターの「宅建アソシエイト」の普及活動に協力してもらうよう提案したほか、マイスター等に法定講習テキストの編集に関するヒアリングを行なうことで、より現場に即したテキストを作成していくことが重要とした。

 これらを実現する上で、重要となるものとして、同協会が策定した「行動宣言」「行動規範」などを示している。「行動規範」は、依頼者への誠実な対応・コンプライアンスの徹底等をうたったもので、これらの実効性を高めるために「営業実務基準」を策定するべきだと訴えた。

 このほかにも外部人材の活用や、公認不動産コンサルティングマスター・宅建マイスターの両資格保有者を認定する総合資格認定制度の創設を働きかけた。


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