国土交通省は10日、2024年度第2四半期の「建築物リフォーム・リニューアル調査」結果を発表した。元請けとして受注した建築物リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者5,000者に対し調査した。
調査期間(24年7月1日~9月30日)中の建築リフォーム・リニューアル工事の受注高は3兆4,147億円(前年同期比6.0%減)。このうち、住宅に係る工事が1兆132億円(同10.1%減)、非住宅建築物に係る工事は2兆4,015億円(同4.2%減)となった。
工事種類別にみると、住宅の増築工事の受注高147億円(同14.6%増)、一部改装工事は191億円(同61.4%減)、改装・改修工事は8,474億円(同3.0%減)、維持・修理工事は1,320億円(同31.1%減)。
非住宅建築物の増築工事の受注高は850億円(同22.9%減)、一部改築工事が525億円(同0.1%減)、改装・改修工事、維持・修理工事が2兆2,640億円(同3.4%減)だった。
工事内容については、住宅は「木造」の「一戸建住宅」(4,574億円、同14.8%減)、「コンクリート系構造」の「共同住宅」(4,308億円、同7.5%減)が多かった。非住宅建築物は、「鉄骨造」の「生産施設(工場、作業場)」(3,334億円、同13.4%増)、「コンクリート系構造」の「事務所」(3,108億円、同32.6%減)の順となった。