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売上・利益とも過去最高/住友不25年3月期3Q

 住友不動産(株)は6日、2025年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(2024年4月1日~12月31日)は、売上高7,828億6,400万円(前年同期比7.8%増)、営業利益2,158億200万円(同5.8%増)、経常利益2,187億4,300万円(同5.5%増)、四半期純利益1,466億9,900万円(同0.8%増)。売上高、営業利益、経常利益、純利益とも第3四半期までの過去最高を更新した。

 主力の不動産賃貸事業部門は、既存ビルの収益改善と、「住友不動産東京三田タワー」や「住友不動産新宿ファーストタワー」などの入居促進、ホテル、イベントホールなどの収益増が寄与。売上高3,491億6,300万円(同4.7%増)、営業利益1,444億8,900万円(同6.2%増)と増収増益。売上高、営業利益とも過去最高を更新した。期末の既存ビルの空室率は5.9%。

 不動産販売事業部門は、「シティテラス善福寺公園」「シティハウス横浜」などの引き渡しを開始し、マンション、戸建て、宅地で計3,224戸(同262戸増)を計上。売上高2,289億9,200万円(同14.9%増)、営業利益600億5,500万円(同6.7%増)。営業利益は第3四半期として過去最高を更新した。

 完成工事部門は、1棟あたりの単価が上がったこともあり、売上高1,452億1,600万円(同6.9%増)、営業利益135億8,700万円(同12.2%増)。不動産流通部門は、仲介件数は2万3,057件(前年同期比925件減)。売上高544億4,500万円(同0.3%減)、営業利益140億3,600万円(同8.4%減)。

 通期では、売上高1兆円、営業利益2,670億円、経常利益2,650億円、当期純利益1,900億円を見込む。


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