(株)オープンハウスグループは18日、「ねこの健康と住環境に関する調査」の結果を発表した。2024年11月22日にスタートした「ねこと飼い主のしあわせな住環境に関する取り組み」の初弾。
同社では、全国の飼育頭数が増加基調にあり、かつ室内飼育が推奨されている猫の飼育環境を整えることは、住まいの満足度に関わるとして、「住環境に関する取り組み」を展開している。初弾となる同調査では、ペットテックの(株)Carelogy(東京都中央区、代表取締役CEO:崎岡 豪氏)が提供する、猫の表情の写真から猫が感じている「痛み」をAIが判定するアプリ「CatsMe!」を活用。11月22日~12月31日、アプリユーザーに、猫の顔写真と共にその写真を撮影した際の「場所(高低)」「匂い(人間の食事等)」「日当たり」といった住環境に関しても情報を寄せてもらった。回答数は1,026件。
寄せられた写真をAIが分析。「痛み」を感じていないと判定された割合は「場所」が「地面」61.11%、「高い」が68.93%、「匂い」が「する」59.88%、「しない」65.62%と、相関性が見られた。「日当たり」に関しては「良い」65.87%、「悪い」63.71%と有意な相関は見られなかった。
ユーザーへのインタビューも実施したところ、「2階の窓辺のキャットタワーでひなたぼっこしている時が幸せそう」「高い場所に登れるぐらい体調が良いという見方もできる」「階段の高さや幅を調整した『猫のバリアフリー』があってもいい」「入ってほしくない場所に嫌がる匂いを設置して誘導する方法を取り入れてみたい」「猫用品は人間向けの柔軟剤を使わないようにしている」などの声が挙がった。
(株)オープンハウス・ディベロップメント建設事業部で、注文住宅設計を担当する大野七海氏は、「猫を飼育している人は、ほぼ全員が何らかの対応を行なっている。今回の調査結果を受けて、当社でもお客さまに提案できる幅が広がった」などと話した。