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首都圏既存マンション価格、6ヵ月連続の上昇

 (株)東京カンテイは20日、2025年1月の三大都市圏中古(既存)マンション70平方メートル換算価格の推移を発表した。

 首都圏は5,184万円(前月比2.3%上昇)。東京都がけん引し、6ヵ月連続で上昇した。都県別では東京都が7,712万円(同3.2%上昇)と9ヵ月連続の上昇。神奈川県3,790万円(同2.0%上昇)、千葉県2,710万円(同0.1%上昇)も上昇した。埼玉県は2,924万円(同0.2%下落)と下落に転じた。

 近畿圏は大阪エリアの事例シェア縮小が影響し、2,950万円(同0.1%下落)と小幅ながら2ヵ月ぶりに下落に転じた。大阪府は3,305万円(同0.8%上昇)、兵庫県は2,454万円(同0.1%下落)。

 中部圏は2,276万円(同0.5%上昇)、愛知県は2,403万円(同0.5%上昇)と、上昇率は縮小しているものの、共に続伸した。

 主要エリアの動向を見ると、首都圏では東京23区が9,021万円(同3.4%上昇)と9ヵ月連続で上昇。都心6区は1億4,767万円(同3.0%)と、24ヵ月連続で上昇している。都心部がけん引している状況は変わりないが、24年春以降は都心部に近い周辺の行政区でも上昇トレンドを示しつつある。城南・城西6区は7,890万円(同2.6%上昇)、城北・城東11区は6,128万円(同2.1%上昇)。

 近畿圏は大阪市が4,498万円(同1.8%上昇)と引き続き上昇。大阪市中心6区は6,940万円(同3.9%上昇)となった。

 名古屋市は2,825万円(同0.1%上昇)、名古屋市中心3区は3,746万円(同変動なし)。


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