（公社）全国宅地建物取引業協会連合会相談役で元同連合会名誉会長の中村俊章（なかむら・としあき）氏が、1月6日に逝去した。享年96歳。通夜および葬儀は、近親者のみで執り行なった。
同氏は、1974年に（社）東京都宅地建物取引業協会理事となり、82～88年まで会長を務めた。全宅連では、76年理事、78年常務理事、80年専務理事、82年副会長を経て、86年会長に就任。97年まで11年間にわたり会長職を務めた。また、不動産流通近代化センター（現：（公財）不動産流通推進センター）の設立にも尽力。86～98年まで同センター理事長を務めた。
業界発展への功績から、87年建設大臣表彰を受賞。88年には黄綬褒章、98年には勲三等瑞宝章を受章した。生前の功績が認められ、2025年2月4日には従五位に叙せられた。