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トヨタH、昭島市で戸建て・マンションの一体開発

「ANESIA THE CENTRAL」完成予想モデル
モデルルーム

 トヨタホーム(株)は27日、分譲マンション「ANESIA THE CENTRAL(アネシア ザ・セントラル)」(東京都昭島市、総戸数68戸)のモデルルームを報道陣に公開した。同社が首都圏で初めて手掛けた戸建住宅とマンションとの複合開発。戸建街区と一体の電線地中化、歩車分離のまち並み、タウンセキュリティ、中規模マンションながら充実した共用施設などで差別化、3月から販売活動に入る。

 同物件は、JR青梅線「東中神」駅徒歩10分に立地。鉄筋コンクリート造地上8・9階建ての分譲マンション。総開発面積3ha超となるマンション・戸建の複合開発「トヨタホーム ザ・テラス」の最北端に位置する。もともとはURの事業用地で、2021年から戸建て街区「トヨタホーム ザ・セントラル」から先行して開発・販売が進められている。ZEHまたはNearly ZEH仕様の157戸で、すでに7割が販売済み。

 植栽や外構デザインなど戸建街区との連続性を意識。昭島市の許可を得て、敷地南西側の敷地と公道を一体化した遊歩道とし、地域のコミュニティゾーンとしている。2棟構成で、ZEH‐M Oriented仕様。南向きが9階建て1フロア5スパン、南西向きが8階建て4スパン。駐車場は19台。駐輪場は総戸数の200%。竣工は、25年12月予定。

 9階建て棟の8階部分に、スカイラウンジ、スカイテラス、ゲストルームで構成する共用施設を設置、すべての居住者が眺望を楽しめるようにした。住戸は、2LDK・3LDK、専有面積約62~80平方メートル。平均69平方メートル。天井高2,450mm。ハンズフリーキー、ディスポーザー、食洗器、タッチレス水栓、御影石キッチン天板、ワイドガラストップコンロ、リビング床暖房・エアコンが標準。

 24年12月からホームページを介したエントリーを受け付けており、現在のエントリー数は300件。3月1日からモデルルームを予約制で公開。すでに見学予約30件を集めている。販売は5月開始予定。販売価格は未定だが、戸建街区の販売価格(7,000万~8,000万円)よりも低く抑える方針。

マンション建設地。写真右側が戸建街区へのアプローチ道路。写真左側が公道で、マンション敷地と一体で遊歩道を整備する
戸建街区のまちなみ


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