NTT都市開発(株)は3日、多目的アリーナ「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」(神戸市中央区)が竣工したと発表した。
神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業において、2021年に優先交渉権を獲得した同社と(株)スマートバリュー、(株)NTTドコモの計3社コンソーシアムによる民設民営のアリーナプロジェクト。運営は(株)One Bright KOBEが担う。
阪急線「神戸三宮」駅徒歩18分、阪神線「神戸三宮」駅徒歩17分、JR等「三ノ宮」駅徒歩20分、海に270度囲まれたエリアに立地。敷地面積約2万3,700平方メートル。建物は、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造地上7階建て、延床面積約3万2,200平方メートル。「ZEB Ready」認証とBELS認定の最高評価である五つ星を獲得している(詳細は、過去のニュースを参照)。
収容客数は、関西で最大規模となる約1万人。国内アリーナでは最大級の常設LEDビジョンと昇降可能なセンターハングビジョン、全長183mのリボンビジョンを搭載。各ビジョンが連動した映像演出も可能としている。また、館内にはVIPフロアを設け、新たな観戦体験を提供する。
開業は4月4日の予定。プロバスケットボールリーグ、B.LEAGUEの神戸ストークスのホームゲームを行なうほか、プロスポーツや音楽コンサート、MICEなどさまざまなイベントを開催していく。加えて、神戸ウォーターフロントの開放感を楽しめるオープンテラスのある飲食店や、同アリーナ南側に面した「TOTTEI PARK」と併せて、日常的なにぎわい創出に取り組む。