リストインターナショナルリアルティ(株)(LIR)は13日、2024年の取扱高が1,012億9,000万円(前年比56.7%増)となり、初めて1,000億円を突破したことを発表した。
同社は都心、国内リゾート地、ハワイなど海外の高級不動産物件の仲介事業を展開。既存マンションや新築・既存戸建て、土地、1棟ビルなどを取り扱っている。取扱高の平均値は東京が6億5,754万円、国内リゾート地2億9,128万円、ハワイ2億1,915万円、アジア圏8,897万円となった。東京エリアの平均成約価格が前年比約67%上昇したほか、アジア・ハワイを含めて同45%超の上昇率を示した。
国内リゾート地では、沖縄の平均成約価格が4億571万円と前年に比べて約162%上昇、長野県は2億5,892万円(同50%上昇)、千葉県1億6,816万円(同43%増)と大幅な上昇となった。
同社ウェルスマネジメント事業本部ゼネラルマネージャーの赤羽一隆氏は、「円安に加えて麻布台ヒルズなどのシンボリックな開発に対する海外からの評価が非常に高く、インバウンドニーズが継続的に増加している。都心3区の高騰に伴って、湾岸エリアでのセカンダリー価格が新築時の2倍となっており、広域で売買価格が上昇している」とコメントした。