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心斎橋の免震タワー、希少性が人気呼ぶ/地所レジ

「ザ・パークハウス心斎橋タワー」完成予想モデル

 三菱地所レジデンス(株)が3月に販売を開始した分譲マンション「ザ・パークハウス心斎橋タワー」(大阪市中央区、総戸数222戸)が人気となっている。大阪の大動脈である御堂筋と、ミナミを代表するアーケード「心斎橋筋商店街」至近の免震タワーという希少性が富裕層に訴求。坪単価820万円にもかかわらず1期90戸を契約完売している。

 同物件は、Osaka Metro御堂筋線、長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅徒歩6分、同御堂筋線、中央線、四つ橋線「本町」駅徒歩6分に立地。建物は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上35階地下1階建て、免震構造。ZEH-M Oriented仕様。

 建設地は、繊維問屋の事業所跡地。御堂筋と心斎橋筋商店街より50mほど奥まった立地。御堂筋沿いは地区計画でマンションの建設はできない。「心斎橋」駅最寄りの分譲マンションは9年ぶり、さらにタワーマンションの供給は皆無であり、その希少性をセールスポイントに、富裕層向けのタワーマンション建設が決まった。住戸は、1LDK~4LDK、専有面積約42~151平方メートル。顔認証セキュリティ、デジタルキー、各戸宅配ボックス、外部管理者方式などを採用。

 同社の常設拠点「三菱地所レジデンス 大阪ギャラリー」で販売。2024年8月からエントリー受付を開始し、これまでのエントリー数は2,000件。来場者数は1,000組。販売価格は、1期の販売価格は、7,000万円台から7億5,000万円台。地元大阪府に加え、東京、名古屋、関西一円から反響を得ている。実需と投資の比率はほぼイーブン。外国人割合も3割と、その希少性が富裕層に評価されている。

 なお、同ギャラリーでの販売初弾となる「ザ・パークハウス大阪梅田タワー」(大阪市北区、総戸数173戸)は、24年1月に販売開始以来、残30戸まで販売が完了。ゴールデンウィーク前後に残りの販売を行なう予定。そのめどが立ってから「心斎橋タワー」の販売を再開する。


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