東京建物(株)と(株)みずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)は19日、「大手町タワー」(東京都千代田区)のオフィス部分における廃棄物再利用率を100%とする“ゼロウェイストオフィス”化に向けた取り組みを行なうと発表した。
大手町タワーは、東京建物が開発・運営し、みずほFGが本社を置く大規模複合ビル。オフィス部分だけで年間約520tの廃棄物を排出し、リサイクルに取り組んできたものの、2023年度の再利用率は67%にとどまっていた。そこで両社の旗艦物件である「大手町タワー」の廃棄物削減が重要であるとの認識のもと、連携を強化していくこととなった。
具体的には、みずほFGのオフィス内における資源消費量を削減した上で、両社によるビル利用者の分別意識向上施策の実施、技術発展に合わせたリサイクル内容の見直し、両社のネットワークを生かし、実証・実装段階にあるリサイクル技術を試験導入する等の取り組みを行なっていく。