東急不動産(株)は24日、現地子会社を通じ、米国での優先出資案件で初の共同事業を開始したと発表した。
調達金利が高水準で推移していることから、同社は、優先出資事業への取り組みを加速。現在7件・2,029戸に参画している。今後は現地パートナーに加え日系パートナーとの協業を通じてさらなる事業拡大を図る計画で、その第1号案件として、米国カリフォルニア州シリコンバレーにある稼働中の賃貸住宅事業(総戸数371戸)にヒューリック(株)が参画したことを発表した。今後共同事業として取り組みを進める。
物件は、ベイエリア高速鉄道(Bay Area Rapid Transit)の「ミルピタス」駅の近くに位置。敷地面積約2万3,000平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造・木造7階建て。賃貸面積約3万5,000平方メートル。商業区画には大手食料品スーパーマーケットが入居、近隣にも大型ショッピングモールがあり、DINKSやファミリーの底堅い賃貸需要が見込まれている。