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社長年齢、不動産業が平均62.8歳でトップ

 (株)帝国データバンクはこのほど、2024年の全国「社長年齢」分析調査結果を発表した。24年時点で同社が保有する企業概要データベース(約148万社)から、社長の年齢データを抽出、分析した。

 社長の平均年齢は60.7歳(前年比0.2歳増)と、過去最高を更新した。1990年の調査開始から34年連続で上昇し続け、4年連続で60歳台となった。90年から6.7歳上昇している。

 社長交代率は3.75%で、2010年以降は3%台の推移。社長が引退する平均年齢は68.6歳(同0.1歳減)とほぼ横ばい。交代後の平均年齢は52.7歳で15.9歳若返っていた。

 年代別構成比は、「50代」が30.0%でトップ。「60代」26.8%、「70代」19.4%と続き、50歳以上の比率は81.7%。3年連続で80%を超えている。60歳以上でも51.7%と半数を超えている。

 業種別では、「不動産業」が62.8歳でトップ。1995年から30年間の高齢化率もトップで、6.3歳も高齢化した。2位は「製造業」(61.6歳)、3位は「卸売業」(61.4歳)、4位「小売業」(60.6歳)、5位「運輸・通信」(60.4歳)、6位「建設」(60.3歳)までが60歳以上だった。


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