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コクヨ、既存ビル再生事業に進出

 コクヨ(株)は26日、既存ビルの再生収益事業を開始すると発表した。

 増加が予想される既存中小オフィスビルの空室対策や、既存建物のバリューアップニーズへの対応を目的に、アセットバリューアップ推進室を新設。今後、不動産の企画からリノベーション、運営までを自社で取り組む。

 事業開始に伴いこのほど、東京都台東区蔵前にある1棟空きビルを取得した。JR総武線、都営浅草線「浅草橋」駅徒歩5分、敷地面積425.81平方メートル、建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階建て。延床面積は2,222.51平方メートル。ものづくり系のショップや人気の飲食店の出店が続きインバウンドに人気のエリアだが、働く場としても支持されるエリアとなるような施設への再生を目指し、バリューアップを進める。

 同社では今後既存事業に加え、その前段の投資不動産の企画や建築リノベーションによる再生計画、オープン後の場の運営モデル構築などを通じ、請負、マスターリース、取得といったさまざまな方法で事業を展開していく計画。


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