総合地所(株)は27日、冷凍冷蔵倉庫「西淀川コールドセンター」(⼤阪市⻄淀川区)が2月に完成したと発表した。関電不動産開発(株)との共同事業。同社初となる、近畿圏での物流倉庫および冷凍冷蔵倉庫の開発。
阪神高速5号湾岸線「中島」ICより車で約3分に立地し、大阪ベイエリアの国際海上コンテナ拠点に近接。敷地面積9,106.86平方メートル。建物は鉄骨造地上4階建て、延床面積1万8,593.80平方メートル。竣工は4月の予定。
2テナント対応可能で、荷物用エレベーター4基、垂直搬送機4基を備える。床荷重2.0t/平方メートル。一部を除き、有効天井高6.0m。冷凍倉庫設定温度は-25度で、自然冷媒であるCO2を使用した環境負荷の少ないノンフロン仕様とした。
BCP対策として、主要電機設備を屋上および大庇上に設置。さらに、共用部の照明・トイレの一部などを3日間稼働可能な非常用発電機を用意している。
総合地所は今後も、千葉県市川市や神戸市中央区、千葉市美浜区、大阪市西淀川で冷凍冷蔵倉庫を供給する予定。