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埼玉・川口駅前の「ららテラス」、5月31日オープン

「三井ショッピングパーク ららテラス川口」外観イメージ

 三井不動産(株)は2日、「三井ショッピングパーク ららテラス川口」(埼玉県川口市)を、5月31日にグランドオープンすると発表した。

 JR京浜東北線「川口」駅からペデストリアンデッキで直結。敷地面積約8,900平方メートル、延床面積約6万8,800平方メートル、鉄骨造鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上11階地下2階建て。

 約30年にわたり地域に親しまれてきた旧そごう川口店を、ライフスタイル型商業施設としてリニューアル。アパレル、生活雑貨、家電、アミューズなどの物販・サービス店舗、フードコートやスーパーマーケット、カフェ、ビアガーデンの飲食店舗など、埼玉県初出店8店舗を含む、94店舗が出店する。店舗面積は約2万1,500平方メートル。

 コンセプトは「『在るもので、新しく』~川口のレガシーを継承した、新たな街のランドマーク~」。傷んでいた大理石の壁はベンチにリメイクし、メインエントランス横の大時計のからくりも形を変えてよみがえらせる。そのほか、既存のデザインタイルを細断して共用部の柱に埋め込むなど、館内装飾の随所に過去の面影を取り入れた。建物の西面外壁には、埼玉県内最大となるLEDビジョンも設置する。
 屋上階には、同社が展開するシェアオフィス「ワークスタイリング」をオープン。従業員の働きやすい環境の実現とES向上を目指し、休憩スペース(従業員休憩室・専用喫煙室)も設置する。

 同施設は、既存建物を活用したリニューアル事業により環境負荷を軽減。施設開業後もサステナブル社会の実現に向けた取り組みを実施する予定で、共用部には顧客参加型のサステナビリティ啓発エリア「KAWAGUCHI CIRCULATION BASE」も設置する。店舗・顧客が一体となり、取り組みを推進していく。これらの取り組みにより、「DBJ Green Building 認証」で★3を取得している。


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