(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2025年3月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.33%(前月比0.14ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.50%(同0.22ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が2.04%(同0.14ポイント低下)、周辺18区が3.24%(同0.15ポイント低下)。募集面積率も、都心5区が3.22%(同0.22ポイント低下)、周辺18区が4.37%(同0.23ポイント低下)といずれも低下した。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.85%(同0.11ポイント低下)、港区2.74%(同0.09ポイント低下)、渋谷区1.58%(同0.13ポイント低下)、新宿区1.50%(同0.29ポイント低下)、千代田区1.00%(同0.17ポイント低下)。すべての区で低下した。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.22%(同0.13ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.47%(同0.14ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが3.48%(同0.22ポイント低下)、中小規模ビルが3.52%(同0.22ポイント低下)となった。
空室面積は21万9,000坪(同1万7,000坪減)。空室増減量は、増加が2万8,000坪(同7,000坪減)、減少が4万5,000坪(同6,000坪減)と、減少が増加を上回った。