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米国で初の賃貸住宅バリューアド事業/関電不

「Villas at Old Concord」外観

 関電不動産開発(株)は4日、米国ボストン近郊で賃貸住宅のバリューアド事業に参画すると発表した。

 同社の米国現地法人Kanden Realty& Development America LLCを通じ、米国マサチューセッツ州ボストン近郊ビレリカの賃貸住宅をTruAmerica Multifamilyと共同で取得。TruAmerica社が推進するバリューアド事業に参画するもので、関電不動産開発における初めてのバリューアド事業となる。

 物件名は「Villas at Old Concord(ヴィラズ アット オールド コンコード)」(総戸数324戸)。ボストン中心部まで車で約30分。オフィスや商業施設などが集積するU. S. Route 3沿いの、ボストン中心部等への交通利便性が高いエリアに立地する。敷地面積は約6万4,397平方メートル。4階建て7棟で構成し、貸床総面積は約3万3,341平方メートル。1Bed:108戸、2Bed:196 戸、3Bed:20戸で、2004~06年に竣工した。

 今後、AIを活用した収益管理システムの導入や、キッチンをはじめとする専有部のリノベーション、共用部に内外装の改修などを実施し、価値向上を図っていく。

 同社は今後も投資アセットの多様化を進め、米国不動産事業の知見を拡充するとともに、さらなる収益拡大を目指していく考え。


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