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自社戸建ての買取再販を強化。空気環境を付加価値に

「ReVALUED」買取再販住宅第1号モデルハウス

 パナソニック ホームズ(株)は7日、自社住宅の買取再販事業を強化すると発表。リフォームブランド「ReVALUED (リバリュード)」をリニューアルし、買取再販戸建ての新ブランドとして展開していく。

 新ブランドに基づく買取再販事業は、(一社)優良ストック住宅推進協議会の「スムストック物件」として認定された同社の戸建既存住宅を、不動産子会社のパナソニック ホームズ不動産(株)が、住戸を買い取り、リフォーム専門子会社のパナソニック リフォーム(株)がリフォームやリノベーションをして再販売する。買取・リフォーム・再販を同社グループがワンストップ対応していく。

 買い取った住宅には、床下から取り入れた空気を浄化して住まいに供給する「エコナビ搭載換気システム HEPA+」を標準で装備。全館空調を希望する顧客には、オプションとして「リフォーム用全館空調」を提案していくなど、空気環境を改善。また、新築時の長期保証や点検・アフターサービスの継承、瑕疵保険の付保を行なった上で販売も実施していく。

 同社のストック事業は、2024年度に売上高1,000億円を超える事業にまで成長。新築請負事業に並ぶ第2の柱として、利益額では新築住宅と肩を並べる存在になってきた。今回の買取再販事業の強化はその一環。今後は、「ReVALUED」ブランドを一般のマンション・戸建住宅にも展開していくほか、過去に開発した団地の再生にも買取再販事業の展開を広げて、良質なストックの形成・流通につなげていく。

 新ブランド初弾のモデルハウス(滋賀県草津市)もオープン。13年にまちびらきした同社の分譲住宅団地「スマートシティ草津」(総戸数87戸、開発面積4万8,849.88平方メートル)内にある築11年の戸建住宅で、JR東海道本線「草津」駅徒歩約9分に立地。内装・建具等をすべてリフォームしたほか、「リフォーム用全館空調」も装備している。


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