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C21が年次大会。25年は国際取引の推進に注力

企業グループ総合トップのフロンティア不動産販売グループの表彰では、従業員約230人が登壇した

 (株)センチュリー21・ジャパンは8日、国立京都国際会館(京都市左京区)で、40回目となる「ジャパンコンベンション」を開催した。今回は全国から1,300人の加盟店経営者や従業員のほか、東南アジアを中心に海外のC21本部から9ヵ国・約70人が参加。2024年の1年間で一定以上の実績を上げた営業スタッフの表彰などを行なった。

 国際本部のメッセージの後、挨拶した同社代表取締役の園田陽一氏は、今年の表彰対象が日本本部史上最多となったことを明らかにし、表彰した加盟店や従業員に祝辞を述べた。また、25年の本部方針を発表し、(1)国際取引の推進、(2)企業成長ノウハウの結集、(3)センチュリー21ブランドの差別化の3点を挙げた。

 (1)では、増大するインバウンド取引の取り込みを図り、(2)は人事や財務に関する企業の成長要素について、外部の専門家を招いて研究を行なうとともに、加盟店のノウハウを共有していく。(3)に関しては、高いブランド認知度から一歩踏み込み、ユーザーから共感を得られるブランドとしての取り組みを進めていくという。同氏は「C21は、圧倒的ナンバーワンのFCであり続けることが重要。加盟店の皆さんには、会社や個人の“強み”を思い切り伸ばしていただきたい」と述べた。

 営業スタッフの表彰では、賃貸部門の個人の部トップは(株)レイシャス(東京都中央区)の一和直人氏、店舗の部は(株)マルヨシ(埼玉県越谷市)、企業グループの部はアクロスコーポレーショングループ(兵庫県尼崎市)がそれぞれ表彰された。総合部門では、トップは個人の部はスカイリアルティ(株)(東京都港区)の武田正徳氏、店舗はハウスウェル(株)(さいたま市大宮区)、企業グループではフロンティア不動産販売グループ(大阪市都島区)が受賞。個人の部の武田氏はセンチュリー21のグローバルランキングでも2位に入り、企業グループ部門のフロンティア不動産販売グループは世界で17位に入った。

 最後に、同社の次期代表取締役社長となる高坂勇介が「不動産業界はチームワークが大切。本部としてサポートを行なっていくので、今後もよろしくお願いします」と挨拶して締め括った。

「25年は国際取引の推進等に力を入れる」と語った園田社長
「不動産業はチームワーク」だと語る高坂次期社長


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