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渋谷サクラステージに新たなスタートアップ支援施設

 東急不動産(株)は9日、イノベーション共創のための施設「TECH-Tokyo」を渋谷サクラステージ(東京都渋谷区)にオープンすると発表した。

 「TECH」とは、ハーバード大学ジョン・A・ポールソン工学・応用科学スクールの機関。ハーバード大学に所属するイノベーターらを支援し、イノベーションとアントレプレナーシップの理解・実施を進める。今回、同機関により東急不動産が創業メンバーかつ独占的に場を提供するパートナーとしてハーバード・テクノロジー&アントレプレナーシップセンター(以下、「TECH」)に選定された。

 10月、SHIBUYAタワー37階に、コワーキングスペース、オフィス設備、東京とボストンをつなぐ最新鋭のリアルタイム・ビデオ・ポータルを備える「TECH-Tokyo」を開設。日本の企業や研究機関、スタートアップコミュニティにおける横断型イノベーションを目指す独自プログラムの開発・提供を行なう。またハーバードイノベーションラボのシニアアドバイザーであるホルヘ・コルテル氏が来日し、TECH-Tokyoに常駐、経験とノウハウを提供する。

 2025年内に本格始動を予定。TECH-Tokyo完成前も、渋谷サクラステージ12階にあるスタートアップコミュニティ施設「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA(SDS)」でメンバープログラムをスタートする計画。

 東急不動産では、今後もスタートアップが活動する場所の提供、継続的な出資サポート、産官学プレイヤーとの連携機会の創出を通じ、新たな産業創出促進に寄与していく考え。


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