(株)東京カンテイは9日、2025年3月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,030万円(前月比1.1%下落)と2ヵ月連続で下落した。4,000万円台が続いており、前年同月と比べると11.4%上昇と高い水準を示している。都県別では、東京都は6,499万円(同1.9%上昇)、神奈川県4,236万円(同4.0%下落)、千葉県2,895万円(同0.4%下落)、埼玉県2,941万円(同2.0%上昇)。首都圏全体ではわずかに築年数が若返ったものの下落が続いた。ただし、前年同月比は引き続き全都県でプラスとなった。
近畿圏の平均価格は2,963万円(同0.9%上昇)と反転上昇した。主要府県別では大阪府が3,286万円(同2.9%上昇)、兵庫県2,922万円(同1.7%下落)、京都府3,547万円(同0.2%上昇)。
中部圏は2,636万円(同1.5%下落)と下落に転じた。愛知県は3,164万円(同0.3%下落)。ただし、前年同月と比べると圏域・愛知県ともに8%台の上昇となっている。
宮城県は2,743万円(同2.6%上昇)と反転上昇。福岡県は2,440万円(同6.8%下落)と反転下落した。