野村不動産(株)と(株)長谷工コーポレーションは、参加組合員として参画している「北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業」(千葉県松戸市)について、千葉県知事から権利変換計画認可を受けたと発表した。施行は北小金駅南口東地区市街地再開発組合で、松戸市では初の組合施行型市街地再開発事業になる。
JR常磐線「北小金」駅の南口エリアの再開発プロジェクト。江戸時代には宿場町として栄えたエリアで、周辺には寺社仏閣など歴史的・文化的資源が多数存在している。開発区域面積は約0.9haで、地区内は狭隘道路や老朽化した建物が多い上に憩いの場となる公園や広場等もないため防災性や安全の面で課題を抱えていた。
再開発によって、防災性の向上やオープンスペースの創出、快適な住環境整備といった基盤整備を行なう。まちの憩いの場として約1,000平方メートルの広場などを整備していく。敷地を南北に分け、住宅(379戸)・商業などの複合施設を計画。北敷地には地上20階建て・高さ約60m・延床面積約2万1,830平方メートル、南敷地には地上15階建て・高さ約45m・延床面積約1万110平方メートルの建物を整備する。
2025年度内に解体工事に着工する予定。竣工は28年度を計画している。