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管理適正評価制度、24年度末で登録8,250件に/管理協

 (一社)マンション管理業協会は14日、2024年度第4四半期終了時点(25年3月31日時点)における「マンション管理適正評価制度」の登録状況等について公表した。

 同制度は、分譲マンションの管理状況(管理体制、建築・設備、管理組合収支、耐震診断、生活関連)について、専門家が30項目をチェック。★の6段階で表すことにより、マンションの管理状況を可視化するもの。

 3月末時点での登録件数は8,250件で、前年よりも約1,542件増加と、着実に登録件数を増やしている。最も多い登録は「★4」の3,494件(全体の約42.4%)。地方公共団体の認定している「マンション管理計画認定制度」とのワンストップサービスで申請し、認定取得したマンションは1,518件となった。

 都道府県で見ると、東京都が2,504件(同30.4%)で最多。次いで神奈川県(1,108件)、大阪府(749件)と続いた。

 戸数別の登録状況については、「50戸未満」が全体の52%を占めた。物件の最大戸数は1,433戸、最小戸数は5戸だった。竣工年別では「1991~2000年竣工」が全体の29.5%を占めトップに。最も築古のマンションは「1965年竣工」(築59年)、最も築浅のマンションは「2024年竣工」(築1年)だった。階数別のトップは「6~10階建て」(同44%)。

 管理組合の形態については、「単棟型(住宅のみ)」が全体の87.8%で、「同(複合用途型)」を加えると、単棟型の全体の割合の97.4%を占めた。


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