(株)東急コミュニティーは15日、堺市営住宅管理センターの窓口に対話型AIエージェントを試験導入したと発表した。
(株)ティファナ・ドットコム(東京都目黒区、代表取締役社長:森 博也氏)が提供する「AIさくらさん」シリーズの「アバター接客さくらさん」を導入。入居者や入居希望者からの問い合せに自動で対応する。外国語(英語・中国語・韓国語)での同時翻訳機能も備わっており、外国人入居者への対応も可能。一次対応で完結しない問い合わせについては、職員が遠隔で応じることもできる。
入居者向けの対応例としては、家賃の支払方法の変更や各種申請・退去手続きのサポート。入居希望者向けでは、入居条件や空室情報の確認方法の説明を想定している。
今回の試験導入は、顧客からの問い合わせに対する一次対応にAI技術を活用することで、職員の業務効率化を図ると共に、公営住宅入居者や入居希望者などの利便性を向上させることが目的。同社は今回の実証実験を通じて、公営住宅窓口業務のDX事例としてサービスを確立させていく。さらに、対面での窓口対応に加え、電話やオンラインでの対応にもAIを活用していく。