日本GLP(株)は17日、物流施設「GLP大阪IV」(大阪市東住吉区)を着工した。
同施設は近畿自動車道「松原」JCTまで約6km、阪神高速4号湾岸線「南港中」ICまで約12km。大阪の内陸部と湾岸部の中間に位置し、関西広域・大阪都心や関西国際空港等への物流拠点としてポテンシャルの高い立地に建設する。近鉄南大阪線「矢田」駅まで徒歩10分など、通勤利便性も高く、雇用面でも期待できる。
敷地面積は約1万7,700平方メートル。建物は鉄骨造地上4階建て、耐震構造を採用している。延床面積は約2万8,500平方メートル。
倉庫内の保管エリアは構造ブレースがなく、全面的な自動マテハン設備が設置できるほか、4層吹き抜けの自動ラック倉庫エリアをあらかじめ計画すれば、高度な物流オペレーションを導入することも可能。荷物用エレベーターを2基設置したほか、トラックバースはウイングトレーラーによる入出庫にも対応する。
再生可能エネルギーの活用として、太陽光発電設備を設置予定であるほか、内装にリサイクル建材を活用。各種環境認証も取得予定となっている。
大手日用品卸の(株)あらたが専用施設として入居することが決定済み。
同社による「GLP大阪市東住吉区まちづくりプロジェクト」における2棟目の施設。同プロジェクトは、地区面積約5万6,000平方メートルに物流施設2棟と商業施設のほか、既存の公園を移設した「憩いとうるおい・スポーツゾーン」を整備する地域活性化計画。
同施設は2026年10月末の竣工を予定している。