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24年度のレインズ、新規登録件数が減少

 (公財)不動産流通推進センターは21日、2024年度および25年3月の指定流通機構の活用状況を公表した。

 24年度の新規登録件数は412万118件(前年度比3.6%減)で、月平均34万3,343件が登録された。物件種別では、売り物件が145万3,399件(同2.1%増)、賃貸物件が266万6,719件(同6.4%減)だった。売り物件の取引態様別物件数は、専属専任媒介が13万7,834件(前年度比1.3%増、構成比9.5%)、専任媒介は49万2,782件(同4.9%増、同33.9%)、一般媒介30万1,227件(同2.8%増、同20.7%)。売り主は49万8,548件(同0.7%減、同34.3%)だった。

 年度末時点の総登録件数は78万1,116件(前年度比6.8%減)と、再び減少に転じた。このうち売り物件は41万6,924件(同1.0%増)、賃貸物件は36万4,192件(同14.3%減)となり、5年ぶりに売り物件が賃貸物件の件数を上回った。また、売り物件の成約報告件数は20万5,522件(同12.3%増)となった。

 なお、25年3月の新規登録件数は38万8,978件(前年同月比2.3%減)となり、12ヵ月連続で前年同月を下回った。成約報告件数は7万4,980件(同9.9%増)となり、5ヵ月連続で前年同月よりも増加している。


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