大和ハウス工業(株)は23日、大和ハウスリアルティマネジメント(株)、東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)と共同で、駐車場活用事業「(仮称)桜木PPJ」(さいたま市大宮区)を着工したと発表した。
2023年にさいたま市が実施した公募型プロポーザルに応募、選定されたプロジェクトで、新たなビジネス・文化・ライフスタイルを形成するウェルビーイング拠点「Omiya Well-being Station」をコンセプトとして開発する。JR「大宮」駅西口徒歩10分の市営駐車場「桜木駐車場」の一部、敷地面積1万8,043.34平方メートルに鉄骨造地上2~5階建ての5棟構成の大規模複合施設を整備する。総延床面積は3万1,858.92平方メートル。
商業棟(3階建て、延床面積1万861.20平方メートル)、オフィス棟(5階建て、同9,120.23平方メートル)、駐車場棟(2階建て、同5,643.67平方メートル)、フィットネス棟(2階建て、同5,149.55平方メートル)、MICE結婚式場棟(2階建て、同1,074.49平方メートル)の計5棟を整備する。商業棟にはスーパーマーケットやクリニックモールを誘致し、フィットネス棟と合わせた健康的な日常生活を支えるほか、オフィス棟ではシェアオフィスや地域交流スペースを設けることで、新たな事業の創出を促進する。
また、「鉄道のまち大宮」として、鉄道車両を展示し、各種イベントを開催する「電車ひろば」を設置。さらに、災害発生時の帰宅困難者受け入れなど、地域の防災拠点としても活用する。
竣工およびオープンは2027年春ごろを予定している。