(株)サンケイビルは24日、首都圏で冷凍冷蔵倉庫3物件を開発すると発表した。
冷凍食品需要の拡大や既存冷凍冷蔵倉庫の老朽化による建て替え、フロンガス規制強化などを背景に、冷凍冷蔵倉庫に対する賃貸需要が高まると予想されることから、取得済みの開発用地を冷凍冷蔵倉庫として開発すると決定した。
「(仮称)SANKEILOGI 春日部」(埼玉県春日部市)は、東北自動車道「岩槻」IC約11.8kmに位置。国道16号に面し、国道16号と新4号国道の結節点である「庄和」ICにも至近。
敷地面積は約5,593平方メートル。地上4階建てのBOX型で、1階(倉庫床約3,000坪)を専用センターとして使用可能とする。各階に5度帯の冷蔵倉庫とマイナス25度帯の冷凍倉庫を配置する。2階は温度可変とし、多様な使い方ができる。また、省エネ効果の高い水冷式の冷却設備を実装しており、入居テナントは運用コストを削減できる。着工は2025年7月、竣工は27年3月の予定。
「(仮称)千葉市美浜区新港物流施設計画」(千葉市美浜区)は総合地所(株)との共同事業。京葉道路「穴川」IC約5.9km、東関東自動車道「湾岸千葉」IC約7.2kmに位置し、迅速な都心配送が期待できる。
敷地面積は約2万5,152平方メートル。地上4階建てのスロープ型で、最大4テナントが入居できるマルチテナント型物流施設となる。スロープにより1階と3階にバースを配置。冷凍冷蔵(1・2階)とドライ倉庫(3・4階)が複合する3温度帯の需要に対応できる。着工は25年7月、竣工は27年6月の予定。
「(仮称)SANKEILOGI 松戸」(千葉県松戸市)は、JR常磐線「北松戸」駅徒歩8分。東京外環自動車道「三郷南」ICから約3.7km、東京都に隣接しているため、都心向けの配送利便性の高い立地となる。
敷地面積は約1万5,379平方メートル。冷凍冷蔵倉庫棟(地上4階建てBOX型)とドライ倉庫棟(地上5階建てBOX型)の2棟構成で、3温度帯ニーズにも対応できる。ドライ倉庫は最大3テナントへの分割貸しも可能で、テナントの需要に柔軟に対応できる仕様となる。着工は26年1月、竣工は27年5月の予定。
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