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ポラスグループの(株)中央住宅は26日、建売分譲地「花小金井35邸プロジェクト(仮称)」(東京都西東京市、総戸数35戸)を報道陣に公開した。2024年7月販売を開始した「アイムス東久留米P.T.SITE」(東京都東久留米市、総戸数6戸)に続き、全戸で「東京ゼロエミ住宅」かつ「認定低炭素住宅」の認証を取得。高い省エネ・環境性能と設備仕様、緑量豊富なまちなみ等で差別化し、建売住宅激戦区の西東京エリアでの認知度向上を図る。
同物件は、西武新宿線「花小金井」駅徒歩15分、同線「田無」駅徒歩26分に立地。約5,300平方メートルの建設地は元農地で2年前に取得。南西を東京街道に接し、北東方向に120mの奥行きがある。宅地化が進む中で希少な緑地であったこととその規模から、「緑と人をつなぐ」をテーマにまちづくりを計画。提供公園と各住戸の植栽により、グリーンベルトを形成。各戸の駐車場をまとめて配置することで「ホワイエ」とするほか、提供公園は住宅地手前に配し住民同士、地域とのコミュニティの場とする。また、周辺の農家の協力を仰ぎワークショップも開く。北東に細長い敷地形状を生かし、敷地中央に6m道路を通し、その両側に建物を配置。全体を3つのゾーンに分け、建物デザインを変える。行き止まりとなる最も奥のゾーンは道路をクルドサックとし、コモンスペースとして使えるようにしている。
1期13戸は土地面積約110~123平方メートル、建物面積88~104平方メートル。「東京ゼロエミ」の助成金を使い、高性能なハードを提供する。同社の注文住宅と同等の2×6工法2階建てで、2×4工法比1.4倍超となる壁厚140mmとし断熱性能をアップ。太陽光発電、蓄電池、HEMS、Low-E樹脂複層ガラス、ハイブリッド給湯器、全室LED照明、リビング高効率エアコンを全戸標準とすることで、光熱費は省エネルギー基準の半減となる。
モデルハウス2棟はいずれも4LDK(101平方メートル、104平方メートル)。3.19kwの太陽光発電システムと6.5kwhの蓄電池を搭載する。リビング天井高は2,700mm、サッシ高は2,200mm。リビング床暖房、食洗器、人造大理石キッチン天板、リビングアクセントパネル(エコカラットもしくはシダーパネル)などが標準。各住戸にマルチラウンジ、シェアカウンター、スキップDENなどのプラスアルファ空間を用意する。
2月21日から予告広告を開始。これまでに40件の反響を得た。地元西東京市在住者が24%、同市を含め76%が都内在住者。5月23日から1期販売を開始予定。販売価格は未定だが、6,000万円台からを予定。反響者の半数が販売価格6,000万円台、15%が7,000万円台を許容すると回答しているという。
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