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堺市で築54年の団地建替え/京阪電鉄不他

「TOMONIAL CITY」外観イメージ

 京阪電鉄不動産(株)と旭化成ホームズ(株)、三菱地所レジデンス(株)、大阪ガス都市開発(株)、和田興産(株)は、堺市北区で開発を進めている新築分譲マンション「TOMONIAL CITY(トモニアルシティ)」(総戸数647戸〈地権者取得住宅214戸含む〉)のマンションギャラリーを26日にオープンする。

 築54年を経過した団地「下野池第2住宅」(総戸数410戸)の建替え事業。2018年に建替え計画委員会が発足。20年に建て替え推進を決議し、21年の事業協力者選定コンペで5社が共同事業体として選出された。

 23年に建替組合を設立。マンションの建替え等の円滑化に関する法律に基づく建替え事業となった。堺市では初の事業で、西日本エリアでは最大戸数規模のプロジェクトとなる。なお、国土交通省が定める「マンションストック長寿命化等モデル事業」にも採択されている。

 ノース棟(N棟)とサウス棟(W棟)の2棟構成。Osaka Metro御堂筋線「新金岡」駅からN棟は徒歩5分、S棟は徒歩7分に立地。全体面積は約2万4,000平方メートル。

 敷地周辺を遊歩道や緑地帯で囲い、緑のあふれる下野池第2住宅の環境を継承。N棟とS棟をつなぐ中央部には、多世代が集えるコミュニティゾーン「WANOBA(わのば)」を配置。WANOBAの中央に位置する共用棟「センターハウス」にはカフェラウンジやライブラリーラウンジ、カルチャールーム、パーティルーム等の共用空間を設ける。

 N棟(281戸)は敷地面積約1万603平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上12階建て。延床面積は約2万2,395平方メートル。S棟(366戸)は敷地面積約1万3,615平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上15階建て。延床面積は約2万9,221平方メートル。

 竣工は27年1月末、引渡しは同年5月下旬の予定。


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