国土交通省は25日、「Project PLATEAU(プラトー)」の2025年度における取り組み内容を発表した。
プラトーは既存データから都市を3Dモデル化したプラットフォームとして、20年にプロジェクトがスタート。現在は全国約250都市が3D都市モデルとして公開されている。24年度は、総整備面積が約3万平方キロメートル、総整備建物棟数約2,300万棟、整備範囲の人口カバー率は51.4%と5割を超えた。地方公共団体や民間企業、研究者、クリエイターらが参加し、さまざまな実験等に活用されており、多様な領域でのユースケースが開発されて社会実装が進んでいる。
25年度も引き続き、地方公共団体や民間企業、地域コミュニティなど多様なプレーヤーによる取り組みを後押しし、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータの自律的な発展を目指していく。具体的には、データカバレッジの拡大やユースケースの開発・社会実装、3D都市モデルの活用コミュニティの形成・エコシステムの構築など、27件のプロジェクトを採択した。地方公共団体は52事業に80都市が参画する。年度内に3Dモデル化都市も約300都市に拡大する計画。
6月2日には、「御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター」(東京都千代田区)で、地方公共団体でのプラトーデータ整備・活用事例、民間コミュニティによるオープンイノベーション事業を紹介する講演会「PLATEAU全国会議」を開催する予定。イベントの詳細はイベントの専門サイトを参照。