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不動産のレジリエンス認証、「地震版」を開発

 (一社)日本不動産研究所などで構成する不動産分野におけるレジリエンス検討委員会(※)は、不動産のレジリエンスに関する認証制度「ResReal(レジリアル)」に関する公開セミナーを、5月21日に東京虎ノ門グローバルスクエア(東京都港区)で開催する。

 レジリアルは、自然災害に対する不動産のレジリエンスを定量評価する認証制度で、2023年1月に既存物件の耐水害性に関する運用認証をスタート。24年1月には設計・開発段階の耐水害性の計画認証と、認証結果を反映した建物の想定被害額の算定サービスも行なっている。

 今回の公開セミナーは、「地震版」の運用認証・計画認証の開始が決まったことを受けたもの。地震については、PML(地震リスク分析における予想最大損失率)による評価が普及しているが、レジリアルでは、液状化や津波の影響も評価対象にするのに加え、災害時用の備蓄や防災訓練といったソフト面の取り組みも評価する。

 セミナーでは、レジリアル地震版の概要説明を行なったのち、これまでの認証実績・活用事例と今後への期待をテーマにパネルディスカッションを行なう。パネラーはダイヤモンド・リアルティ・マネジメント(株)執行役員の神出 創太郎氏、(株)サンケイビル住宅開発部課長の安元亮介氏、CSRデザイン環境投資顧問(株)代表取締役社長の堀江隆一氏、日本不動産研究所企画部次長の古山英治氏。その後、今後の開発メニューなどを説明していく。

 詳細および申し込みについては、レジリアルのホームページを参照。

※構成企業=日本不動産研究所、(株)イー・アール・エス、(株)ウェザーニューズ、(株)建設技術研究所、CSRデザイン環境投資顧問、野村不動産投資顧問(株)


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