西日本鉄道(株)は4月30日、「WATERPOINT プロジェクト」(ベトナム・ロンアン省)について、開発計画を変更すると発表した。戸建て住宅の開発を当初より抑え、新たに6,000戸の分譲マンションを開発するとしている。
同プロジェクトは、2018年から、同社が現地の大手ディベロッパー、ナムロンインベストメントコーポレーション(ホーチミン市、会長:グエン・スアン・クアン氏)および(株)海外交通・都市開発事業支援機構(東京都千代田区、代表取締役社長:武貞達彦氏)と共同で進めているもの。敷地面積は165ha。
当初、戸建て住宅約3,000区画の開発を予定していたが、市況やマーケット需要の変化を踏まえ計画を変更。戸建ての住宅開発は約2,000戸にとどめ、新たに計約6,000戸の分譲マンションを開発することとした。2棟は25年7月に着工し、26年の竣工を予定している。総事業費は約2,034億円。
今回の計画変更により、実需層向けの住宅供給ボリュームを拡大。さらなる定住人口の増加とまちの活性化への貢献を図る。