(株)ザイマックス不動産総合研究所は7日、2025年4月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は2.26%(前月比0.07ポイント低下)。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は3.37%(同0.13ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.95%(同0.09ポイント低下)、周辺18区が3.25%(同0.01ポイント上昇)。募集面積率は、都心5区が3.05%(同0.17ポイント低下)、周辺18区が4.36%(同0.01ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区2.57%(同0.28ポイント低下)、港区2.54%(同0.20ポイント低下)、新宿区1.72%(同0.22ポイント上昇)、渋谷区1.43%(同0.15ポイント低下)、千代田区1.05%(同0.05ポイント上昇)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が2.13%(同0.09ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が2.42%(同0.05ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが3.27%(同0.21ポイント低下)、中小規模ビルが3.49%(同0.03ポイント低下)となった。
空室面積は20万7,000坪(同1万2,000坪減)。空室増減量は、増加が4万7,000坪(同1万9,000坪増)、減少が5万9,000坪(同1万4,000坪増)と、減少が増加を上回った。