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東急不、シンガポールで物流施設開発

開発する物流施設の外観イメージ

 東急不動産(株)は8日、シンガポールの物流開発プロジェクトに参画すると発表した。

 現地子会社のTOKYU LAND ASIA PTE.LTD.(TLA)を通じ、ESRグループとアジア広域での物流投資事業を目的とした戦略的パートナーシップを締結。今回の物流施設開発プロジェクトは第1号案件となる。

 シンガポールは、世界的なeコマースの拡大に加え、東南アジア諸国の急速な都市化・経済成長を背景に、東南アジアの物流ハブとして物流施設の需要が高まっている。同物件は、トゥアスやパシルパンジャン等のシンガポールを代表する東南アジア最大規模の港に加え、マレーシア連絡橋へのアクセスも良好なシンガポール西部の産業集積エリアに位置。敷地面積は7万1,630平方メートル。倉庫棟(9万7,340平方メートル)とコンテナデポ棟(4万4,562平方メートル)で構成する。すでにアンカーテナント2社との間で賃貸借契約を締結しており、竣工は2027年の予定。同社の出資持分は25%。

 同社はESRとのパートナーシップにより、TLAを通じて、同社のアジア7ヵ国に所在する物流開発プロジェクトへの投資機会に優先的にアクセスすることが可能となる。今後、アジア各国の物流市場において、物流投資事業の面的展開を推進していくとしている。


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