国土交通省は9日、2回目となる「脱炭素都市づくり大賞」を実施すると発表した。
2030年度ネットゼロを目指す優れた脱炭素型の都市の開発事業を表彰し、脱炭素型の都市づくりを促進することを目的に、環境省と共同で23年に創設したもの。緑地の創出やエネルギー利用の効率化等の取り組みとして特に優れたものを「国土交通大臣賞」、脱炭素、資源循環、ネイチャーポジティブの取り組みとして特に優れたものを「環境大臣賞」として表彰する。
対象事業は、日本国内で行なわれ、原則として応募時に事業完了または27年度末までに事業完了見込みの都市の開発事業。かつ、(1)応募に係る事業の区域において電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを実現、または30年度までに達成する計画であること、(2)相当規模の脱炭素効果(温室効果ガス排出削減効果)が見込めるなど優れた脱炭素型の都市開発、(3)周辺エリアや複数建物においてコミュニティ形成、地震・水害などの災害へのレジリエンス向上、景観向上など、敷地内だけでなくエリア価値向上に資する取り組みとしていること、の事項を満たすもの。
学識経験者等の有識者で構成する審査委員会の審査を経て、国土交通大臣表彰1件、環境大臣表彰1件、特別賞を選定、表彰する。
募集期間は25年6月下旬から2ヵ月程度。応募要領などは、ホームページで後日発表する予定。