シービーアールイー(株)は9日、国内主要店舗(路面店舗)の市場動向に関するレポート「リテール マーケットビュー 2025年第1四半期(25年1~3月)」を公表した。
平均賃料は、調査した10エリア中8エリアが前期より上昇、2エリアは横ばい。賃料水準がコロナ禍前を上回ったエリアは、銀座、表参道・原宿、渋谷、心斎橋、京都、神戸、天神の7エリア。前回調査より2エリア増加した。表参道・原宿、渋谷、心斎橋、京都、神戸、天神では、平均賃料が調査開始以来の最高値を更新した。
東京・銀座の平均賃料は1坪当たり月額賃料が28万2,000円(前期比0.7%増)と、調査開始以来の最高値に並んだ。プライム賃料は45万円(同変動なし)。空室率は0%(同0.7ポイント低下)と、調査開始以来初めて空室がない状況となった。
大阪・心斎橋はプライムエリアでラグジュアリー、シューズ、セカンダリーエリアでスポーツ等が出店を決めた。平均賃料は同25万8,000円(同3.2%上昇)、プライム賃料は38万円(同変動なし)。空室率は0.0%(同変動なし)。
名古屋・栄は平均賃料同7万3,000円(同変動なし)と、横ばいとなった。プライム賃料は11万円(同変動なし)。空室率は0.0%(同変動なし)。
福岡・天神は、平均賃料同6万6,000円(同6.8%上昇)と、前期に引き続き調査開始以来最高値を更新。プライム賃料は11万円(同変動なし)。空室率は4.8%(同変動なし)となった。